アルテカ野村紘一氏の手がけた素晴らしいマンション

日本で初めて億ションと言われる物件が出来たのは、90年代の事でした。それまでは都内のマンション相場は高くても3~4000万円といった所でしたから、1億円以上するようなマンションが初めてできたときに、不動産業界では激震が起こりました。ちなみに初めての億ションは、原宿のベルテ原宿です。このベルテ原宿は、アルテカという不動産会社の野村紘一氏が手掛けた物で、今でもその話は受け継がれているぐらい有名です。不動産業界で野村紘一さんを知らない方はいないと言っても過言ではありません。
それぐらい有名になったアルテカ社長の野村紘一さんは、億ションという言葉を作った人物でもありますし、その億ションを即完売させてしまったやり手です。90年をピークに地価の下落がどんどん進んでいきましたが、付加価値は自分たちで決めるというのが野村紘一さんの考え方でした。どんなに高くても付加価値がきちんとあれば、購入してくれる人はいると信じてアイディアを次々に出して皆が欲しいと思うようなマンションを手掛けていった点は注目です。
今では高級マンションにはありがちな、共用施設としてのジムであったり、高層マンションにあるバー、来客用に泊まれる部屋を用意したり、パーティールームやキッズルーム、また温泉がわく大浴場なども作られているマンションがあります。こういったものは昔はもちろんありませんでしたが、付加価値を求めていくうえでどんどん作られたものです。高額なマンションであっても、ハイクラスのお客さんというのはステータスにもなりますしもちろん便利で魅力が有るから欲しいと思うのです。
超高級マンションですと、今の時代では2~30億円する場合も有りますが、それでも付加価値があったり立地が良ければ比較的すぐに売れてしまいます。お金を持っている方は、そういった魅力的な物に投資をしますし、そこにも目を付けているのが野村紘一さんの素晴らしい所だと言えます。