野村紘一氏手がける高級マンションと角部屋要素

野村紘一氏率いるアルテカは設立当初に、最高のクオリティである集合住宅を国内に誕生させたいと考えていました。こういった想いを創り上げて彼なりのミッションとしても会社と共有していました。ここから誕生したのが「ベルテ原宿」と言われていて、国内の集合住宅の歴史を塗り替える億ションの誕生となった瞬間でした。その時のマンションは1000から1500万円台が一般的な相場で、細長めな部屋が多くて本当に住む人のことを考えての広さ・設備は整えられていませんでした。
これに対しベルテ原宿は西洋の映画に出てくるようなレンガ張りの大理石の外観で、住戸に関しては広さは当然のこと採光性はよく2つ以上設置されているバスルームやキッチンなどがあります。その当時のマンションの概念を覆したベルテ原宿に関しては、マスコミでも話題を呼び一躍有名になりました。発売前には高すぎる億ションを、目の前にし買い手がつかないだろうと予想もされていました。しかし、発売を始めてから即完売するという異例となっており大成功を収めています。いくら高いマンションでも、そのものが良ければ売れるということでベルテ原宿は当時のマンション市場に革命を起こしました。
住宅業界にも新しい風が吹いてきたということで先駆け者でもあり、マンションの各住戸を斜めにずらして立てるデザインも採用されています。箱型や直列型のマンションと比べ、どの住戸についても3つの方向に窓がついていますし、開口部を設けやすくなっています。採光性・通風性・見晴らしも良いというメリットがあり、人気のある角部屋要素が全ての部屋に存在します。
このようなデザインを最大限に引き出すためのコンセプトがあり、建設されている4階建ての高級マンションになります。敷地に対してほぼ半分が中庭だという広いオープンスペースがある贅沢なレイアウトとなっています。野村紘一氏が依頼に忠実に応えることができるのは、顧客との信頼感からくるものです。