野村紘一はクリエイティブな発想で業界をリードする

不動産事業を展開しているアルテカは不動産の企画や開発、仕入れ、物件の内装の工事からトータルコーディネートまで行っています。
注目したいのはアルテカを作った社長の野村紘一氏で、実は日本初の億ションを世に送りだした人なんです。
これこそがアルテカの最大の強みで、億ションといえば大手不動産会社のイメージがありますが、実は業界の先駆けとしてアルテカが世に送り出していたのです。
野村紘一氏が目をつけた億ションは低層階が中心で最寄り駅から徒歩5分から10分ぐらいの物件が多く、外観も重厚感があってどっしりとしています。
都心に住みたいけど、プライベートな空間も重視して少し落ち着いたところに住みたいという人のニーズをうまくとらえている感じですね。
高付加価値でオリジナリティある商品を追求していこうという姿勢から、こうした考え方がきっと生まれたんでしょう。
生活総合産業を目指しているのも野村紘一氏の鋭いところで、インテリアや内装まで踏み込んで事業を行っています。
生活の品質をより向上させるという観点で幅広いサービスを展開していて、他社と差別化して自社の領域を作ることが得意な人のようです。

アルテカに興味を持ったのは社長の野村紘一の手腕によるところが大きく、土地開発の事業で資産価値を3倍にまで膨らませる有効活用法が20以上もあると指摘しています。
代表的なのが新・等価交換方式で、考え方や仕組みを新たに構築しました。
土地と建物の価値を等しく交換しようというシンプルな考え方ですが、土地を所有している人にとって税金などの面でメリットがあります。
当時はまだこうした考え方は主流ではなく、アルテカが取り入れてから徐々に世の中に広まっていったのです。
この方式によりオーナーの資金面の負担や借入のリスクがなくなるので、高付加価値の建物の建設をすることが可能になります。
土地評価額と事業費用の出資率に応じて施工後の土地と建物をオーナーとアルテカで所有することができ、複数戸所得の場合は遺産分割が容易になるので凄いことです。
野村紘一氏は本当にクリエイティブな人なので、今後もアルテカの動向が気になります。